生存報告(・ω・)

西炯子先生の「娚の一生」を読みました。
以下感想軽く話の内容に触れているのでネタバレ嫌な人は注意〜

ざっくりいうと、三十路も半ばを過ぎた仕事は出来るけど恋愛は下手な主人公が
過去を乗り越えて海江田先生と結ばれるまでの過程を描いた話でした。
これは主人公の心理描写がすごいリアルだなーー…
主人公のめんどくささとか、不器用さとか、心が乾いている感じが妙に生々しすぎてそっちにばかり気をとられましたが、
生々しい主人公に対して相手の海江田先生は絵に描いたような良い男だった。
いや、海江田先生は海江田先生で第一印象はとっつきにくい変なおじさんではあるんですけど、
話が進めば進むほど完璧であることが明らかになり、ふぉぉ（＾ω＾）ってなった。
一回お酒の勢いで浮気してたけど基本的に主人公一筋だし。全部持ってるし。
なんというパーフェクトなおじさんなんだ！言うことなし！
京都弁？なところも好きな人は好きだろうな〜って感じで。。。

ただ、主人公があまりに生々しいので、おじさんの夢みたいな完全無欠さが若干不自然に思えたというか…
そこのバランスだけちょっと気になってしまった。まぁ気にしなければ全然気にならないかな？

そこ意外はすごく面白かったです。
絵柄も結構独特なんですけど、丁寧に描かれていて良かったな。
一風変わった少女漫画が読みたい人にはお勧めです。